播種から発芽

効率的な種まきで時間を節約しよう!

農業を行う上で欠かせない作業といえば、種まきではないでしょうか?

種をまかなければ芽が出ず、収穫もできません。

しかしながら、当たり前のように行われる種まきに時間を過度に費やすのはもったいないです。

この記事では、メロンの種まきに必要な道具や方法を紹介し、その作業の意義についても解説します。

その作業はなんでするのかを理解する

一般的に、作物によってはピンセットを使用して一粒ずつ等間隔に播く作業があります。これは、1000粒や2000粒といった大量の種を扱うことも珍しくありません。

しかし、一粒ずつ丁寧にまいていたら非常に時間がかかります。

では、なぜこのような手間のかかる方法が採用されているのでしょうか?

多くの場合、これが伝統的な方法であったり、そう教えられてきたためです。しかし、その理由を理解している人は意外と少ないかもしれません

その理由は、等間隔で播くことで、芽が出てからの成長において葉がきれいに整列するためです。この方法により、葉が重ならず全ての葉が十分な光を受けられるようになります。

こういった理由から、等間隔に播くことが推奨されています。

私が実践しているまき方紹介

私は実際に、ピンセットで一粒ずつそろえたりすることなく、種をまきます。

なぜなら、発芽後すぐにポットに移し替えるからです。これにより、葉が重なることなく、根が傷つくこともありません。

一部からは、きちんとそろえて播くべきだという意見もありますが、農作業に時間を費やすよりも他の作業に時間を割くほうが良いでしょう。

これは、私が実際にやっているまき方です。

種をまいてから2日目の夕方ぐらいから発芽をしてきます。

その後、発芽がある程度出そろってからポットへ移し変える。

種まきに必要な道具

  1. 栽培培土
  2. 新聞紙
  3. まき箱
  4. 水差し

土は消毒済みの無菌培土がベスト。排水性がよくて水持ちのよい土を選びましょう。

市販の園芸培土が手軽で、病気の心配がなくて使いやすいのでオススメです。

種をまいたあとにかける土は1㎝程度で根っこが上がってこないように軽く押さえる。発芽までには、土が乾燥しないように新聞やビニールポリなどで水分が飛ばないように気をつける。

発芽させるときの温度は25~30度に設定して一気に発芽させるといいです。

種をまいた2日目の夕方には発芽を開始。

発芽後は新聞やビニールポリで遮光はせずに、地温も徐々に下げていき、しっかりとした苗をつくるようにしましょう。

★地温が確保できる場合は、ポリポットなどに直接まいても大丈夫です。

ササキ

2日目の夕方に新聞紙を取るのを忘れずに!

発芽後

まだ土の中に埋まっているものもありますが。時間がたつと出てきます

根の様子

まだ、出たばかりなので、根を切ることなく取り出せた。

ポットへ植え替え後

こうすると、一つ一つにしかっりと光を当てることができる!

まとめ

今回、まいたのは500粒ぐらいですが数十分でまき終わることができました。

この方法を実践することで、作業時間を短縮できます。時間を節約できるなら、次の作業に時間を充てましょう。

ABOUT ME
佐々木
秋田でメロン栽培している農家。 農業初心者&新規就農者に希望を届けたい! メロン栽培の面白さに惹かれ農業開始→就農1年目でメロンで壱等・知事賞を受賞 。ブログでは農業の考え方などを配信中
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