ハウスでメロンを栽培すると年に1回しか収穫できないと思っていませんか?
実は、工夫すれば年に同じハウスで2回メロンを収穫することができてしまうんです。
同じハウスで同じ作物を2回栽培すること二期作といい、今回は二期作メロンの栽培方法について紹介したいと思います。
メロンの二期作栽培は可能
植えてから収穫までは、約3ヶ月と短いですが、同じハウスに栽培しようとすると通常の栽培だとハウスでは1回しか収穫することしかできません。
これが栽培暦ですが、一番早くて3月に種をまき、7月に収穫する栽培方法を選択すると7月に種をまいたメロン苗をハウスに植えるのに間に合います。
なので、ハウス栽培でのメロンの二期作栽培というのは可能です。
ですが、見て分かるように次の苗を植えるのには数日しか植えられる期間がありません。
この数日で次の苗のためにまた新しく畝や肥料をまいたり、準備したりするのはキツイです。
そのほかにも収穫したメロンの箱詰めや出荷の準備をしなくてはいけなくなるので、実際は畝を作っていたりするような時間はほとんどありません。
春作畝をそのまま流用できる
メロンの二期作栽培なんて無理だと思うかもしれませんが、春栽培に使った畝をそのまま次の苗を植えてしまっても問題ないことが分かっています。
この技術を使えば、再度畝を作ることなくすぐに苗を植えることができてしまいます。
なので、一番早い作形を選べばメロンの二期作栽培は可能なんです。
二期作ではマルチの張替えが必要
ですが、栽培する際にマルチを透明からシルバーマルチに張替える必要があります。
理由は、春作では地温を高めるために透明マルチを使用して、夏作では逆に地温上昇を防ぐためにシルバーマルチに変える必要があるからです。
この作業をすると、畝を作り直したほうがいいように思います。
なので、少こし実験をしてみました。
半分は、これまでの夏栽培と同じようにシルバーマルチを使い。
もう1つは、春作の透明マルチのままで栽培してみることにしました。
すると、生育はどちらともあまり大差がなく同じような見た目になり透明マルチでも夏に十分栽培できることが分かりました。
ちなみに、メロンの重さは透明マルチのほうが平均して少こし軽くて糖度はどちらもほぼ同じ17%で甘さや味も見た目も特に変わらないという結果になりました。
このように、夏作でも透明マルチのまま栽培できて品質もほぼ同じで作業も簡単に行えるようになり出荷作業も確保できるようになりました。
今では、この栽培方法でハウスでの二期作栽培が可能となっています。
二期作メロンが壱等を受賞
昨年、この技術を使って収穫したメロンを秋田県の種苗交換会に出展したところ壱等を受賞することができました。
今年のメロンは思ったより良い出来だったから種苗交換会に出して見たら…。
壱等の知事賞を取ることができました。
3年連続、壱等取ると顕彰状が貰えるので来年も壱等賞取れるように頑張ります!#秋田#種苗交換会 pic.twitter.com/i2GqmCmM6p
— 佐々木@メロン農家 (@melonet_nira) 2018年11月3日
メロン栽培で大切なことは素直に育てることだと思います。素直にとは基本を崩さないということ詳しくはこちら
↳メロン栽培のコツは素直に育て上げることです【基本を崩さないこと】
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