収穫方法

秋田甘えんぼシリーズ出荷規格まとめ【箱つめ方法のやり方紹介】

メロンを収穫したら、箱につめる作業をします。

ただ箱につめるだけではなく、しっかりと決まった規格があります。この規格に沿って5玉入りや6玉といった感じで箱に入れて出荷します。

今回は、この箱詰めの規格とどうやって箱に詰めているのかを紹介したいと思います。

秋田甘えんぼシリーズ出荷規格まとめ

メロンの等級は大きく分けて3つに分けられます。

等級ネット果色基準
特秀ネットが完全でバランスがいいもの
秀品特秀には及ばないが秀の品位がある
優品秀につぐもので玉揃いがよいもの

上記のとおりです。

ネットや果色の基準が全て満たしている場合に等級として分けられます。

共通事項

これらの共通事項として3つあります。

  1. 糖度15度以上。
  2. 未熟果、過熟果、収穫日数を過ぎたもの、汚れの目立つもの、玉色の目立つものは除外する。
  3. 緑色の強いものは、1等級落ち、特秀は6玉入りのみ。

これ以外は箱に詰めることができません。

規格

玉の大きさや重さで階級が以下のように分けられます。

階級(1箱玉数)選別基準調整荷造り
2玉サイズ2.0kg以上軸は鋭利な刃物で切断。
5玉サイズ1.7kg以上付着している汚れはとる。
6玉サイズ1.5kg以上シールは軸下に貼る。
6玉サイズ(M)1.3kg以上玉揃いをよくする。
紙巻は特秀、秀、優。

ダンボールの表示は、規格、等級、品目、JA名、生産者名を記載して出荷します。

出荷時に気をつけないといけないことが、赤肉と緑肉がわかるようにしなければなりません。箱に色が分かるシールを張るなどしてわかりやすくしておきます。

このとき、間違っても赤と緑が混ざらないように注意が必要です。

見た目では、どっちがどっちなのかはまったく見分けることはできないので収穫のときに混ざらないようにしないといけません。

規格に合わないものは、甘えんぼとして出荷をできません。資材なども使用してはいけない規則があります。

秋田甘えんぼメロン箱詰め方法

メロンの箱は1玉、2玉、5玉、6玉用の箱があります。

5玉と6玉の場合は、箱に詰めるときに詰め方があるのでその通りに詰めないと出荷できません。

アンテナの向きをそろえ、蓋を閉めたときに折れないように箱詰めを行います。メロンに赤肉か緑肉か分かるようにシールを貼っておきましょう。

紙巻は、最近ではなくても出荷できているので必ず紙を巻いたり敷いたりしなくても大丈夫です。

秋田甘えんぼメロン資材 価格まとめ

箱詰めの箱も無料ではありません。

発注も価格や枚数が決まっているので甘えんぼメロンを参考に紹介したいと思います。

品名規格発注単位供給価格税込み価格
化粧箱1玉50枚206.48223.00
化粧箱2玉50枚357.41386.00
段ボール6玉・5玉100枚251.85272.00
モールド2玉用100枚27.7830.00
5玉用50枚62.9668.00
6玉用M50枚62.9668.00
6玉用L50枚62.9668.00
シール赤肉用1000枚2.412.60
緑肉用1000枚2.412.60

ざっとこんな感じですね。

モールドというのは、メロンが傷ついたり、動かないようにするように敷く厚紙のようなものです。

先を考えてまとめて注文するようにします。あとで、足りなくならないように気をつけてすこし多めに注文するといいです。

出荷規格や資材をしっかりと確認しよう

初めて出荷する場合は、どのようにして出荷するのか資材はいつ注文したらどのくらいで手元に到着するのかなどしっかりと確認しておきましょう。

でないと、出荷の準備をしてもJA側で受け取ってくれません。それに詰めなおしをしないといけなく余計な手間がかかってしまいます。

一度、JAに聞いてどういった手順で出荷されるのかや場所によっては登録をしないと出荷できない場合もあるので。

直前でバタバタするのは嫌ですよね。

出荷前は規格や資材を確認して、資材が足りてなければ注文して準備万端にしておきましょう。

https://nira-melon.net/news/orizinal-hako-tukuru/

ABOUT ME
佐々木
秋田でメロン栽培している農家。 農業初心者&新規就農者に希望を届けたい! メロン栽培の面白さに惹かれ農業開始→就農1年目でメロンで壱等・知事賞を受賞 。ブログでは農業の考え方などを配信中
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