スイカやメロンなどのようなおしべの花粉をめしべの柱頭につけて交配させないと実がならないような作目があります。
そうったものは、いちいち人の手でひとつずつ交配させていくのは時間もかかるし、大変な作業になります。
この作業をしてくれるのがミツバチなんですよね。
ミツバチは、交配の作業を農家の代わりに働いてくれます。
今回は、この交配ミツバチについて紹介したいと思います。
交配ミツバチについて
ミツバチは基本的に2~3kmぐらいの範囲を飛び回ります。
スイカやメロンに実をつけるためには、咲いた花に花粉をつけて受粉する(交配)必要があります。
この作業をなくしてはおいしいスイカやメロンが収穫できません。
そして、交配作業は非常に労力がかかる作業で、どの花に花粉をつけてどの花に花粉がついていないのかを見分けることが難しいです。
そこで、農家が利用するのがミツバチ。
ミツバチは人の作業でするよりも効率的で、その日咲いた花には必ず止まるというとても賢い虫なんですよ。
なので、ミツバチを使うと農家が受粉作業をし忘れて実が付かなかったなんてことがありません。
交配漏れがなく、すべての花にまんべんなく受粉させてくれます。
農家からしたらとても助かる存在です。
ミツバチの生態
ミツバチを利用するには、ミツバチの活動時間や温度などの生態を良く理解しておきましょう。
ミツバチの活動時間
ミツバチは、日が出ている時間帯に活動しています。
だいたい、朝8時ごろから夕方の5~6時ごろまで活動しています。
夜は、飛び回らずに巣箱に戻ります。
ミツバチの活動温度
ミツバチの活動温度は気温18℃から25℃です。
雨の日や薄暗い曇りの日とかで、温度が低い場合は活動が鈍くなります。
ハウスで利用するときは、こまめに換気などをして温度管理をしましょう。
ミツバチの巣箱
ミツバチの巣箱の中心温度は常に35℃に管理されています。
暑いときは、水を巣箱にためて気化熱を利用して温度を下げます。
寒いときは、ハチミツを食べて筋肉を動かし発熱して温度を上げています。
巣箱の設置位置
巣箱を置く場所にはいくつか条件があります。
- 巣箱は運びやすい場所に設置
- 施設内に設置するときは、温度変化が少なく湿度が低い場所
- ミツバチは飛翔能力が高いので、巣箱付近は障害物のない天井の高い場所が良い
- 地面に直接置かずに、コンテナなどの上に置く
- 巣箱は南、あるいは東向きに置く
以上のことに気をつけて巣箱を設置してみてくさだい。
巣箱を置いたら最初の位置からは移動できないので良く考えて設置しましょう。
農薬の使用について
ミツバチを導入してから農薬散布を行うのはやめましょう。
農薬でミツバチが死んでしまいます。
なので、ミツバチを入れるまでに病害中などの防除を徹底し、直後の農薬散布はやめましょう。
そして、農薬はハチに影響を与えないものを選んで使ってください。
どの農薬を選んだらいいか分からないのであればネット上にミツバチに対する農薬の影響の目安が載っているので参考にしてみてください。
農薬散布した後でも、ハウス内でミツバチが飛んでいるというのは安心安全の証拠です。
まとめ
ミツバチは農家にとってはとでも重要な存在です。
ミツバチに対する関心や感謝の気持ちが大切ですね。
ミツバチも生き物です。
管理を怠るとハチが死亡することになります。
なので、すでにミツバチを使っているのであれば毎日、注意して観察して見てみましょう。
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