メロンの苗が順調に育ったら、定植に向けて圃場やハウス内の準備を行います。
ここでは、立体栽培(立ち栽培)を行う際の施肥設計と畝立てについて解説します。
施肥設計
一般的に、メロンの基肥量は 100㎡あたり窒素1kg、リン酸2kg、カリ1kg程度 が標準とされています。
ただし、私の圃場では年間2作を想定しているため、やや多めに施肥を行っています。
メロンは通常追肥を行わない作型が多く、またスイカのようにつるボケを起こしにくいため、基肥をしっかり与えても生育障害のリスクは低いと考えられます。
なお、前年に施肥を行っている場合は、土壌診断(特にEC値)に基づいて残効分を考慮し、施肥量を調整します。目安は以下の通りです。
EC 03mS/cm以下 | 通常の施肥量 |
---|---|
EC 03~05mS/cm | 通常の半分 |
EC 0.5mS/cm1以上 | 無施用 |
肥料は、即効性よりも持続的に効く 緩効性肥料 を中心に使用しています。
畝立て
畝は水分管理を容易にするため、高さ30cmの高畝とし、畝間は 120cm を確保します。灌水はマルチ下にチューブを設置し、均一に行えるようにします。
畝数はハウス間口によって異なり、目安は以下の通りです。

ハウス間口 | 畝数 |
4.5m(2間半) | 単条 3畝 |
5.4m (3間) | 単条 4畝 |
6.3m (3間半) | 単条 5畝 |
7..2m (4間) | 単条 5畝 |
8.1m (4間半) | 単条 6畝 |
畝を立てられる本数はハウスの間口によって変わってきます。
私の圃場(間口3間半)では、4畝栽培を基本としています。
マルチの選択

マルチ資材は作期に応じて使い分けます。
春作:透明マルチ(地温確保が目的)
夏作:シルバーマルチ(地温上昇の抑制が目的)
春作では定植1週間前からハウスを密閉し、地温を18℃以上に確保することが重要です。春季は温度管理が難しく、夏作に比べて細やかな注意が必要となります。
こうした圃場準備を徹底することで、安定した初期生育と高品質な果実づくりにつながります。
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