農業の経営種類には様々あります。
稲作や野菜、花、畜産、果樹など。
この中であなたはどの経営形態を選びますか?
稲作や野菜に特化した経営。
または、花や果樹など様々な種類を同時に行う経営でしょうか。
それぞれ選択するときどう決めていますか?
今回は、経営形態についての考え方について紹介したいと思います。
単品目と多品目
あなたは自分の経営形態をどのように決めていますか?
儲かるから、すでに親がやっていたから、農協が進める経営形態だからでしょうか。
それは自分に合ったやり方ですか?
農業の経営形態には大きく分けて2つあります。
ひとつは単品目。
これは何かに特化した品目で経営すること。
例えば、果樹であればリンゴだけといった1つの物に絞って農業をしていくようなもの。
もうひとつは、多品目。
これは、野菜であればスーパーなどにおいてあるような野菜は一通り栽培している農業。
これらのやり方にはメリットとデメリットがあります。
単品目のメリットは、専門性が高く作業の効率が良いこと。
デメリットは、ひとつの物だけなので病気や災害で失敗できないこと。
多品目のメリットは、様々な種類の野菜と組み合わせることで販売単価を上げることができること、複数の野菜を育てているため失敗しても収入が入らないリスクを軽減できること。
デメリットは、様々な種類を複数栽培しているため作業効率が悪くなること。
これらは、一部でしかないので他は調べてみてください。
どちらが良いとか正解はありません。
しっかりとメリット・デメリットを把握して自分に合った経営形態を選択していきましょう。
自分に合った経営形態の選択
単品目と多品目について紹介しましたが、自分に合った経営形態を選ぶにはどうしたら良いのかわからないと思いますので私の考えを紹介したいと思います。
私が考えるにそれぞれ人には栽培適正があるのでそれを見つけて決めることが大切ではないかと考えています。
世の中にはひとつのことを順番に終わらせるような人と、様々な作業を同時にこなせるような人がいます。
前者は、単品目に向いていて。
後者は、多品目に向いているのではないかと考えています。
メリットとデメリットと合わせて一緒に考えて自分に合っているものを選択してみてください。
自分に合っていなければ、そのやり方がうまく行ったとしても自分に合っていないので長期的に続けることができません。
どこかで失敗した時に、精神的な苦痛になってしまう可能性があります。
やり方が自分に合っていれば、たとえうまく行かなくても長く続けることができます。
なので、自分の性格に合っている農作物や経営形態を選択することは非常に重要です。
そのためには、自分はどんなやり方が合っているのかを知る必要があります。
自分に合った経営形態を探し出して農業を長期的に経営していきましょう。
まとめ
単品目
メリット
専門性が高い 作業効率が良い
デメリット
失敗したら収入がない
多品目
メリット
販売単価をあげられる リスク分散できる
デメリット
作業効率が悪い
農業経営形態は自分に合った農作物とやり方を探して実践する。
その方が精神的にも楽で長く続けられる。