「農業」と聞くと「力仕事」「休みがない」「お年寄り」「田舎」といったマイナスイメージがつきまといます。
若者がどんどん都会に進出してしまい、農業の深刻な人手不足が叫ばれています。
そんな農業のマイナスイメージを払拭するために実施されている試みをご紹介いたします!
おしゃれな農業タウンで若者を呼び込む
農業に触れる機会が作れる農業タウンで若者を呼び込もうとする動きがあります。
実際に農作物の収穫に携わることができたり、季節のフルーツを食べることができたり。
その農家で作られた新鮮な野菜を使ったメニューを提供するカフェなどを併設している農業タウンもあります。
SNS映えするおしゃれなメニューを求めて若者たちが多く集まり、そこから農業の楽しさに触れてもらおうという試みです。
実際に、地域の人のために作った農業タウンのクチコミが広がり、今ではお年寄りより若者の来場者が増えたという実例もありますよ。
協力して休みやすい環境を作る
農業は毎日農作物の状態をチェックする必要があり、天災があった場合は何時でも起きて農作物を気にしなければならない…というイメージがありますよね。
休めない環境は、若者だけでなくすべての人にとって大きな負担となります。
そこで、農家同士で協力しあって休みを取りやすい環境を作っているという地域があるのです。お互いが協力しあって休みの日を相談し、その間は担当する農家が休んでいる農家の畑も世話をするという仕組みです。
休みやすい環境があるということをもっとアピールすることで、農業に関するマイナスイメージをもっと払拭することができるでしょう。
アニメや漫画で伝える
農業をテーマにしたアニメや漫画が増えてきています。
若者が農業に触れる機会になりますし、農業の現状もリアルに分かりやすく伝えることができるのがメリットです。
農業漫画として有名な「銀の匙」と提携したツアーなども開催されています。若者が農業に触れるきっかけになることでしょう。
農業の魅力がわかる漫画の出版や、イラスト、ゆるキャラなどで若者から関心を集め、そこから実際の現場を知ってもらうというのは、マイナスイメージ払拭に大いに役立っています。
農業のマイナスイメージを払拭していこう
農業のマイナスイメージを払拭するために行われている試みを3つご紹介いたしました。
まだまだマイナスイメージの強い農業ですが、大変なこともあるけどそれ以上に豊かな経験ができるというメリットを理解してもらえるように工夫してみましょう!