最近では、自分で作った農作物を農協や卸業者に頼らずに自分で販売している農家が増えてきています。
ですが、自分自身で栽培から販売までして売っていくには売り先を確保しなければなりません。
そのためには、集客力が必要です。
売り先を確保しても人が集まらなければ売れないからです。
今回は、どうやって集客して販売していくかについて紹介したいと思います。
ターゲット選定
まず、自分の農作物は誰に買って食べて欲しいのかを明確にします。
例えば、ある程度お金に余裕があって値段が高くてもいい野菜を買いたいと思っている人がいるとします。
この人は食に対してのこだわりがあり、良いものを食べたいと思っています。
その人向けに販売するためには、どうやって販売したらいのかを考えなければいけません。
このように売る相手のターゲットを明確に絞ると集客に必要なことが見えてきます。
それは、宣伝です。
自分の野菜を買ってもらうために営業をするのです。
自分で販路を作っていくためには重要なことです。
買いたい人に売る
自分で集客をするときに直売所などを利用することがあるかと思います。
そのときに、宣伝するために特別なコーナーを設置してもらったとするならば注意が必要です。
直売所にはたくさんの人が集まります。
その中から、自分の農作物に興味があって買ってくるれる人が出てくるかもしれませんが、自分の農作物に興味が全くないという人もいます。
はっきりいってしまうと後者の人達は相手にしないほうがいいです。
「自分の野菜はおいしいから食べてもらえば良さをわかってもらえるだろう」と期待しないでください。
消費者にはそれぞれの考え方があります。
その考え方を変えるのはとても大変なことだからです。
そんなことに、あなたの大切な時間を使っている場合ではありません。
自分の農作物に興味があって買いたいと思っている人に売ることが重要です。
そのためにもどんな人に売りたいのかターゲットをしっかりと絞っておきましょう。
ホームページやブログを開設しよう
直売所で販売・宣伝するだけでは、自分の地域でしか売れません。
なので、いずれ限界がきます。都心に近いところなら問題ないかもしれませんが、田舎で直売所だけで販売していくのは大変だと思います。
そこで、どこにいても全国各地に宣伝できるホームページやブログを作ることをオススメします。
ホームページやブログは、宣伝や販売を自分がしなくても24時間毎日休むことなく働いてくれます。
これを作れば、全国に販売先が作れてしまうのです。
ですが、ただ作るだけでは効果はありません。
伝えたいことや商品紹介をわかりやすく文章にして発信する必要があります。
これは、慣れないと最初のうちは大変な作業だと思います。
だんだん面倒になるかもしれません。
ですが、こういった便利なツールを使わずに地道に口コミや営業していくだけではいずれジリ貧になってしまう可能性が高いです。
最悪の場合、離農なんてことも考えられます。
そうはなりたくないですよね。
せっかく便利なものがあるのでぜひうまく活用して集客の幅を増やしていきましょう。