農薬が効かない!農薬の抵抗性について

佐々木
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秋田でメロン栽培している農家。 農業初心者&新規就農者に希望を届けたい! メロン栽培の面白さに惹かれ農業開始→就農1年目でメロンで壱等・知事賞を受賞 →3年連続壱等を取り顕彰状を貰う予定 。 ブログでは農業の考え方などを配信中【月間1万pv達成】
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暖かくなってくると病害と害虫が出てくるようになります。

病気や虫害でせっかく収穫できるはずのものが取れないなんてことになってしまいます。

そうならないための対処法は農薬を使うことです。

ですが、農薬を使用していると年々効かなくなるというのを聞くことがあります。

これは、農薬の抵抗性があるからです。

今回は、この農薬の抵抗性のついて紹介したいと思います。

農薬の抵抗性とは

同じ農薬を使い続けていると、やがてはその農薬が効かなくなる現象のことを言います。

農薬を使っているうちに害虫が、農薬に対する抵抗性を持ってしまった。と思うかもしれませんがこれは間違いです。

抵抗性とは、農薬に「慣れる」というわけではありません。

その農薬が効かなかった遺伝子をたまたま持っていた害虫が農薬では死なず、生き残ることによって世代交代をくりかえしてやがてはすべての虫が農薬に強い遺伝子を持つようになるというのが正解です。

また、ひとつの農薬に抵抗性を持った虫が、別の薬剤に対しても抵抗性を持つときがあります。

これを複合抵抗性と言います。

抵抗性を防ぐ方法

農薬の抵抗性を防ぐためには、ローテーション防除が良いとされています。

ローテーション防除

毎回、違う農薬を散布することです。

同じ農薬を続けて使用するのを避けて、同じ効果で違う成分の農薬を使うことです。

同じ農薬を使用し続けると、その農薬に抵抗性を持つ病害虫が残り続けるので、抵抗性の虫を育てているようなものです。

散布するときには、なるべく均一に散布するようにしましょう。

Der Alte würfelt nicht.

神はサイコロを振らない

この言葉は、物理学者のアルベルト・アインシュタインが残した名言です。

これは、「全く同じ条件で実験を行ったことは結果が変わるはずがない」という意味。

世界はサイコロを振るような確率で決まるものではなく、すべて決まった物理法則の中で動いている。

これを、農薬の抵抗性に当てはめてみると・・・

前回と同じ症状の病気が出て、前と同じ農薬を使ったのにも関わらず、結果は全く効果がなかった。

これでは、アインシュタインの解釈とは違います。

前回と同じ農薬を使用したのですから同じように効かなければなりません。

これは、結果が前回とは違うのは私たちの知らない何かが影響を与えているからだとアインシュタインは考えました。

実際に、農薬に強い遺伝子をもつ病害虫がいたことによって結果が変わってしまったのです。

人間は一度うまく行った経験からもう一度同じように成功しようとします。

同じことをすればうまくいくことが分かっているから。

逆もそう。

前と同じ方法を取ってしまえば失敗してしまいます。

この場合、違う方法を見つけなければいけません。

前回の農薬が効かないのであれば別の農薬で試してみるなどしてみてください。

アインシュタインはこうも言っています。

何かを学ぶためには、

自分で体験する以上に

いい方法はない。

他に、どの薬が良く効くものなのかは、試してみないと分かりません。

いろいろ試して、みて今度は前の農薬と新しく見つけた農薬でローテーション散布してみてはどうでしょうか。

 

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