農家のほとんどの場合は、今年1年にどういったことをするのかの予定を決めていると思います。今年は規模拡大するのか、新しい作物を栽培して見るのかなど。
そういった計画を立てていても、必ずしも自分が思ったとおりには行かないことがありますよね。そうなってしまったら、臨機応変に対応していきましょう。
実際に、私が体験した話を紹介したいと思います。
目次
農業は計画どおりにはいかないことがある

農業で計画を立てていても、うまくいくときといかないときがあります。
計画の大半はうまくいかない
今年はなにをするのかを計画していても、そのほとんどは自分の思っている通りには進みませんよね。
計画の立て方が悪かったのかもしれないですが、予定の内容に関わらずその他の理由で無理になったりして結局できずに終わってしまうことがあります。
初めてすることだと、余計に思ってもみなかったことが発覚して計画倒れになってしまうようなことはありませんか?
例えば、栽培したことがある作物をいつもとは違うやり方で育てたら、思ってたよりも大変で苦労したりなど。
ハウスが間に合わずに断念した
最近、ハウスを増築したのですが、それにあわせて種をまき苗を育てていました。ですが、予定になっても一向に市のほうから「ハウスを建てていいよ」と連絡がきません。
補助金を使用して建てているので、市の許可がないと建てる事ができませんでした。
役場の農林建設課に問い合わせても、「まだ連絡が来てません」とのこと。ハウスを組み立て業者との予定もあったので、どうしようかと思っていました。
そして、OKの連絡が来たのは予定していた日よりも3週間もずれてからハウスを建てはじめました。もちろん、そのハウスに植える苗は間に合わないので廃棄です。
臨機応変に対応することが大事
市からの連絡が遅れてしまったことで、すべての予定が台無しになってしまいました。
その後の水道工事の予定もずらさないといけなくなり大変でした。せっかく育てた苗を廃棄するのはかなりショックでしたが、メロンの場合は収穫日から逆算して苗を作るのでほとんどの農家は予定を決めているので譲ることもできずに断念。
ある程度、ずれ込んでもいいように計画していたのですが思ったよりも遅れてしまい残念です。
仕方ないので、その分の苗は枯らして廃棄しました。
落ち込んでいても仕方ないのでハウスが完成してから、新しく種をまいて苗を育てることに決めました。
予定どおりにいかないことがあると割り切るべき

いくら準備していても想定外のことが起きると思っておくべき。
どれだけ入念に計画を立てていても、予期していないところで躓いてうまくいかないことがあります。
そんな時は、「新しく何かを始めるチャンスが来た」と割り切って臨機応変に対応することが大切だと思います。
うまくいかなくて落ち込んでいても仕方ない
物事がうまくいかなくて落ち込んでいてもしょうがないので、また新しく計画を立て直していきましょう。
ハウスは無事に完成したので、そこでは新しいやり方を試してみようかと思っています。もともとは、今あるハウスと同じやり方で栽培する予定でしたが、計画がダメになってしまったので変更します。
もっとうまく効率的に栽培できるやりかたを考えて試してみます。うまくいくかは分かりませんが、もしうまくいけばいままでよりも雑草が生えにくく管理しやすいようになると思っています。
ある程度、うまくいかなくなることも予測しておく
といってもある程度は、ダメになってしまったあとのことも考えておいたほうがいいでしょう。
最悪の場合を考えてもしそうなったらどうするのかを考えて計画立てをしておいたほうがいいですね。私の場合は、予定がずれ込んでもいいようにはしていたのですが、もっと先の建てられなくなったときのことも想定しておくべきでした。
最悪できなくなることまで考えておく必要があるのかもしれません。これからも計画していたことがうまくいかなくなったとしても臨機応変に対応していきたいと思います。
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