農業の「F1品種」って何?メリットとデメリット

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秋田でメロン栽培している農家。 農業初心者&新規就農者に希望を届けたい! メロン栽培の面白さに惹かれ農業開始→就農1年目でメロンで壱等・知事賞を受賞 →3年連続壱等を取り顕彰状を貰う予定 。 ブログでは農業の考え方などを配信中【月間1万pv達成】
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農業をしていると「F1品種」という言葉を耳にすることがあるかと思います。

聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、今回はそんなF1品種について少し学んでみましょう。

F1品種とは

まずはF1品種について。

F1品種とは品種改良で生まれた1代目の品種のことです。

すでに存在している固定種はおいしく風味豊かな農作物が多いですが、大量生産には向かず、現代の農業には向きません。

そこで系統の違う品種を掛け合わせてより効率的に収穫できる品種を作り出しています。

1代目には農作物同士の優れた特徴が現れますが、F2以降になると劣勢の遺伝子が現れる可能性が高くなるため、基本的には毎年種を買い換えてF1の性質を持った農作物を作り続けることになります。

F1品種のメリット・デメリット

では、F1品種のメリットとデメリットを見ていきましょう。

F1品種のメリット

F1品種は優秀な種を掛け合わせたものですので、基本的に美味しく、味にバラつきがないのが一番のメリットです。

どこでいつ育てても安定した美味しさを消費者に提供することが可能になります。

さらに作業効率のいい農作物ができるのもメリットの一つ。

病気になりにくく、寒さや暑さに強く、また同じように育ってくれるので、農業をする手間を大幅に省くことができます。形も揃えやすく、「味はいいのに形が悪いから出荷できない」という問題も少なくなります。

大量生産が可能になるので価格も安定しやすく、消費者が買いやすいというのもメリットの一つでしょう。

F1品種のデメリット

F1品種は美味しく効率的で非常に便利な種ではありますが、デメリットも存在します。

まずは品種に偏りが出て、多様性がなくなってしまったという点。

便利なF1品種を様々な農家が取り入れることによって、その地域ならではの風味や特徴が失われるようになりました。

また、先ほども説明した通りF1品種は1代限りの種です。

農家は毎年新しいF1品種の種を購入する必要があり、種の独占販売が問題になっています。

さらに合わせて農薬を使用しなければならないF1品種も多く、安全面が懸念されています。

F1品種を上手に農業に取り入れよう

F1品種のメリットとデメリットをご紹介しました。

F1品種はデメリットばかりが取り上げられがちですが、大量生産、大量消費といった現代のニーズに合った技術とも言えます。

美味しく効率的に収穫を行えるF1品種を上手に利用して、より農業を豊かなものにしていきましょう。

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