農業をしていて思い浮かぶことはなんでしょうか?
「きつい きたない きけん」という農業の3Kと呼ばれるものがあります。
この3つの中で思いついたものはあるでしょうか。
「農家は日の出と共に畑に行って、夜暗くなるまで働く仕事できつそうだな」なんて思っていませんか?
農業と聞くとそんなイメージを持たれている人が多いかと思われます。
今回は、朝から晩まで働く農業について紹介したいと思います。
なぜ長時間働くのか
農業は公務員などとは違い、土日関係なく朝から晩まで働く農家もいます。
ですが、何でそんなに働く必要があるのでしょうか?
仕事が終わらないのかも知れませんが、一番の要因は稼げないから。
稼ぎたい収入を得られていないからすこしでも稼ぎたいと思い働いているのではないでしょうか。
だけれども、働いても働いても思うように稼げない。
農業にはこういった現状があります。
こうなってしまう理由は、労働に対する考え方の意識が低いことが大きな原因です。
つまり、真剣に農業をしていないということになります。
誤解のないように説明しておくと「真剣に」とは、効率性や労働生産性を考えていないということです。
毎年やっている作業を淡々とこなしていくだけだったり、昔からあるやり方をいつまでもやり続けたりしている農家が周りにいるのではないでしょうか。
どうやったら効率的に作業をすすめることができるのか、このやり方は本当に必要なのだろうかということを考えていないのではないかと思います。
なので、朝早くから夜遅くまで農作業をすることになってしまうのです。
自分の農業を時給換算してみよう
朝から晩まで働いても稼げていなければ意味がありません。
なので、自分の収入を時給換算してみてください。
月に何時間働いて、月収はどのくらいなのか分かれば計算は簡単にできます。
そうすることで、自分は時給何円で働いていることがわかるはずです。
これで、時給がコンビニのバイトの時給とあまり変わらないようであればコンビニでバイトしていた方がいいかもしれません。
農業をアルバイトと同じように時給換算して考えることで自分の仕事は時給いくらの仕事をしているのかが分かります。
自分の農業がバイトと同じような時給であれば労働時間を制限する必要があります。
1日何時間働くとあらかじめ決めておきましょう。
そうすることで、決められてた時間の中で作業を終わらせるためにはどうすればいいのかを考えるようになるはずです。
人を雇うのか、機械を導入するのか、やり方を変えるのか、様々なことを考えるようになります。
これを、くりかえしていけば効率性は上がっていきます。
もし、あなたが農業をしていて朝から晩まで働いているのならぜひ試してみてください。
自分のために使える時間が増えて時給も上がるかもしれませんよ。
まとめ
今回は、朝から晩まで働く農業について紹介しました。
農業において朝早くから夜遅くまで働くことが美徳と考えている人がいるかもしれません。
農作業が好きであれば問題はないかと思いますが、これから新規で農業を始めようとする農業者からすれば朝から晩まで働かないといけないのはきついし嫌だなと思われてしまいます。
ですが、時間効率を考えて今週中に終わらせなければならない仕事を、どうしたらすべて終わらせることができるのかを考えて作業すれば長時間働かなくてもいいのです。
これは、当たりまえのことですが農業では意外にもできていません。
どのような方法を使っても良いですが、時間は有限であることを意識してみてください。