秋田県にはオリジナル品種のメロンがあります。
メロンの産地ではないので以外かと思いますが、実はメロンのオリジナル品種があるんです。
今回は、秋田のメロンの品種特性や作られた経緯について紹介したいと思います。
【秋田甘えんぼメロン】Rシリーズ品種特性
秋田県のオリジナル品種の秋田甘えんぼメロンRシリーズは手ごろな価格でおいしく食べられて、食味のい良いアールス系品種として開発されました。
メロンえそ斑点病による、果肉異常果実が混入することで市場価格を下げてしまう要因になっている。
そんな、病気が発生することがないのが 【秋田甘えんぼ】Rシリーズなのです。
秋田県のオリジナル品種の開発経緯
秋田県では冷涼な気候を活かした「白南遠」(はくないえん)という純系アールス種を昭和40年代に盛んに栽培されていました。
しかし、隔離ベット栽培が不可欠であったためしだいに生産者が減っていきました。
代わりに市販のアールス系メロンを作付けされるようになりましたが、食味では高級メロンの純系アールスには及びません。
そこで、普通のビニールハウスを利用した地床栽培が可能で作りやすく「白南遠」に匹敵する食味で他県との差別化できる秋田県独自のアールス系メロンを育成。
それが、【秋田甘えんぼ】です。
秋田甘えんぼRメロンの特徴
- 日持ちが良い
収穫後7日くらいで食べごろになります。
- 糖度15度以上
収穫前に必ず試し割りを行います。
- 食味が良い
純系アールスに極めて近い食味。
メロンえそ斑点病による影響
原因
メロンえそ斑点ウイルス(MNSV)がオルピディウム菌という土壌にすむ菌によって根から感染する。
秋田県におけるメロンえそ斑点病の発生は十年前以上から知られていて、現在では広く県内全域で認められる。
厄介な点
果肉障害は、茎葉に病気の特徴がある固体で確認できるわではなく、果肉が正常な場合も多いのです。
果実の表面には病気の症状が現れないため、外部からは果肉の障害を判断することができません。
そのため、生産者のチェックをすり抜けて市場に流通してしまうことが問題となっていました。
【秋田甘えんぼR】メロンえそ斑点病の心配がない
やっかいな病気のえそ斑点病も品種改良によって発病の心配がありません。
Rというのは抵抗性の英語(Resistant)の頭文字。
春系と夏系の使い分け
春系(秋田甘えんぼ春系R)
- 葉が小さい、草丈が低い、コンパクト、着果安定する。
- うどんこ病に極めて強い。
- ネットの盛り上がりは弱い。
- 糖度は上がりやすく、日持ちは夏系と同等だが比較的やわらかめ。
夏系(秋田甘えんぼR)
- ネットの盛り上がりは強い。
- 糖度上がりやすい。
- 春系より日持ちする。
緑肉(青肉)と橙肉(赤肉)
同じハウスにいっしょに植えて、赤の花粉が付いても赤肉にはなりません。
概観はほとんど同じなため、種まきから収穫・箱詰めまでに混ざらないように気をつけなければいけない。
一度混ざってしまうとどっちが緑で赤なのかは切って確認しなければ分からないので注意が必要です。
二期作栽培方法を公開
秋田県のオリジナル品種の甘えんぼメロンについて紹介でした。
秋田県では、1つのハウスで2回メロンを栽培して収穫することができます。畝を新しく作ることなくそのまま流用しての栽培が可能です。
その詳しい栽培方法を紹介しています。
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