メロンを栽培していると、交配しているときにうまく着果するのか不安になります。
そんなときは、メロンの実をつけるわき芽を多めに残しておくといいです。
ミツバチを使うとより確実にできますが、そうじゃなく手交配でひとつひとつ花粉をつけていくときはわき芽を多めに残してもし着果しなかったときのために残しておきましょう。
今回は、メロンがちゃんとつくのか不安なときの考え方や対処法について紹介します。
うまく着果してるか不安なときの対処法
わき芽を多めに残しておいて、もし交配もれがあったときに大丈夫なようにしておく。
10節目以下のわき芽は取りのぞいて、それ以上は残す
交配をする前日には、咲いている雌花を全てとり除きます。
そのときに、通常はメロンの実をつけない16~20節あたりのわき芽もすべてとりのぞきます。
手交配でするときは、どうしても交配もれがでてくる可能性があるのでもし実が膨らんでこなかった場合でも残してあるわき芽にメロンを付けることができます。
まれに、交配期間中に低温にあたってしまってミツバチも飛ばないし、花粉もでないようなときがあります。
そんなときも、わき芽を多めに残しておくことで対応することができます。その代わり、収穫時期は遅れてしまいますが…。
着果していると膨らんでくるが着果していないと黄色くなる
ミツバチを使っても、不安なときは交配して数日でうまく交配できていればすこし膨らんできます。
逆にうまく交配できていない場合は、黄色くしぼむのでそこで判断するのもいいです。
黄色くなってしぼんでしまったものはすぐに取り除いておきましょう。そこから腐って病気になってしまうことがあるので注意です。
ミツバチの場合は黄色くしぼむようなことはほとんどないので、注意するべきは手交配のとき。
大抵は交配し忘れの可能性大です。
手交配をするときに交配もれをなくすためのコツ
どうしても、ミツバチの力を借りずに手で交配となると交配もれということが出てきてしまいます。
そうならないようにするためにコツを紹介したいと思います。
交配したわき芽にリングをつけて印をする
交配したわき芽に色つきの針金のようなカラーワイヤをつけるといいです。
交配したらすぐに取り付けると、交配したものかどうか判別できます。色はいつ交配したのか分かるように色ごとに分ける使い方もできますよ。
例えば、交配2日目は青で、4日目は赤、6日目は緑など。
そうすることで、だいたいの収穫の目安にもなります。
リングを取り付けるときに、取れないようにつけなければいけません。このときに、わき芽をつぶさないように注意してください。
潰してしまったら、せっかく交配したのに…となってしまいます。
雌花に花粉が付いているか確認する
どうしても不安で確実につくのか知りたければ、雌花に花粉が付いているか確認しましょう。
雌花の柱頭に黄色い花粉が少しでも付いていればOKです。
ちょっとした点のような感じでも大丈夫なので安心してください。
花粉をつけるときは、やさしく触るぐらいがちょうどいいと思います。あんまり強く押し付けないようにしましょう。
最後はメロンの実が付くことを信じる
ここまでやって実が膨らんでこなかったら、諦めましょう。
予備のために残しておいた、わき芽もダメなんてことはそうそうないのでどれか1つはつくはずです。
交配し終わったら無事に着果することを信じて待ちましょう。
初めて交配するときは不安で仕方ないかもしれませんが、3~4日で膨らんできたら成功です。
ちなみに慣れてくるとだんだんと手交配のスピードをつけて作業できるようになります。はじめてのうちは、かなり時間がかかるので大変です。
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