「苗半作」という言葉をご存知でしょうか?これは、作物の出来の半分は苗の良し悪しで決まる、という意味です。つまり、健全でがっしりとした苗を育てることこそが、メロン栽培成功の鍵を握っていると言えます。
ここでは、プロの視点から、高品質なメロン苗を育てるためのポイントをご紹介します。
徒長苗とがっしりした苗の違い
黄色いポットが徒長して茎が伸びてしまっている苗。
黒いポットががっしりとした苗。
徒長してしまっている苗はひょろひょろで弱そうですが、徒長させないように管理した苗はがっしりしていています。
たいしたことがない差に感じるかもしれません。
ですが、この差が今後のメロン栽培で大きく影響してくるんです。
がっしりとした苗を作る方法
育苗環境の最適化
メロン苗の育成には、温度、湿度、光の管理が不可欠です。
温度管理: 理想的な育苗温度は、昼間が25℃〜28℃、夜間が15℃〜18℃です。この温度を保つことで、徒長を防ぎ、根張りの良い丈夫な苗に育ちます。
湿度管理: 湿度は60%〜70%を保つようにしましょう。過湿は病気の原因となり、乾燥は生育不良を招きます。
光管理: 十分な光量を確保してください。光が不足すると、茎がひょろひょろと伸びる「徒長苗」になってしまいます。

まき箱に種をまいて、土を被せ軽く鎮圧したら地温を30℃に保ち、約2日後に発芽を始めだします。

発芽したら、地温を25℃まで下げて徒長しないように管理。
徒長してしまうと苗がひょろひょろになってがっしりした苗を作ることができません。
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植え替え

その後、子葉が展開しだしたら植え痛みが少ないように早めにポリポットへ植え替え。
ポリポットもあらかじめ地温を26~28℃ぐらいまで温めておきましょう。
【育苗ポット準備】
①春作栽培なので10.5ポリポット
②無菌培土をポットにつめる
③550個作った
④ポットに水をかけて濡らす
⑤温床マットに並べて保温するポットの温度をあらかじめ25℃ぐらいまで高めておく。
春に作る場合は温度が大事! pic.twitter.com/EhQHk8OmIp— 佐々木@メロン農家 (@melonet_nira) 2019年3月2日
水やりは「メリハリ」が重要
水やりは、単に水を供給するだけでなく、根の発育を促す重要な作業です。
水やりのタイミング: 培地表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。ただし、常に湿った状態にせず、乾湿のメリハリをつけることが大切です。
水の量: 苗の成長段階に合わせて調整します。発芽初期は少なめに、本葉が出てからは徐々に量を増やしていきましょう。

植え替えてから10日前後になると子葉が展開してきて、葉っぱが隣同士と重なり合ってきます。
こうなると、徒長してしまうので重なり合わないうちに葉の2倍の面積までポットをずらして広げる。
高品質な培地の選定
健全な根を育てるためには、通気性と水はけの良い培地を選ぶことが不可欠です。
培地の種類: 市販の育苗培地を使用するのが最も確実です。清潔で、肥料分が適切に含まれたものを選びましょう。
これらのポイントを押さえることで、病気に強く、収穫量も期待できる「がっしりとした」メロン苗を育てることができます。手間をかけた分だけ、必ず良い結果に繋がります。
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