「無農薬野菜」や「オーガニック」という言葉もすっかり浸透してきましたね。
無農薬には、いったいどんなメリットがあるのでしょうか。
今回は農薬のメリット、デメリットを、農家と消費者の視点から考えていきたいと思います。
農家からみる無農薬のメリット
まずは農家からの無農薬のメリットから。
近年無農薬野菜の需要はどんどん高まっていますので、無農薬野菜を生産することで売り上げアップに繋がります。
生産者の顔を掲載する野菜の売り方も一般的になってきていますので、合わせて利用すれば多少高くても安全を考える消費者からのニーズに応えることができるでしょう。
消費者からみる無農薬のメリット
次は消費者からみる無農薬のメリットをご紹介します。
無農薬のメリットはなんと言っても安全面。
農薬は虫を殺す強力なものもあり、人体に影響を及ぼす場合もあります。
特に小さなお子様を持つご家族にとって、農薬を使っているか使っていないかは重要な問題ですよね。
生産者の顔が見えるというのも、大きな安心に繋がります。
また、無農薬野菜は野菜本来の美味しさを楽しめるという意見もあります。
農家からみる無農薬のデメリット
続いては農家からみる無農薬のデメリット。
無農薬にすることで農作物の育ちが悪くなったり、虫がつきやすくなったりします。
そのため、農薬を使うよりも農作物を育てるのに時間がかかったり、売り物にならないような農作物を生産してしまう可能性が高くなります。
消費者からみる無農薬のデメリット
最後に消費者からみる無農薬のデメリットをご紹介します。
無農薬の農作物は、農家のデメリットでもご紹介したように農薬を使用するよりはるかに手間と時間がかかります。
そのため、価格が普通の農作物より割高になってしまうというのが大きなデメリットです。
さらに無農薬野菜と言っても完全に農薬を使っていない!というわけではありません。
政府が認定している農薬なら使っても無農薬と記載しても良いことになっています。
野菜に農薬が使われていなくでも、畑には以前まで使っていた農薬が残っているという可能性もあります。
無農薬のメリット、デメリットをよく理解して農業を進めよう
無農薬のメリット、デメリットをご紹介いたしました。
一概に農薬を使用しないのがいい!とは言い切れませんが、無農薬の農作物の需要も高まりつつあり、今後無農薬での農業をお考えの方も多いですよね。
メリット、デメリットをよく理解して、上手に農業に取り入れていきましょう!