圃場作りと定植から管理

メロンの定植から定植後の栽培管理方法【春作と夏作の違い】

健全で充実した苗を育苗で仕上げられたら、次のステップは圃場への定植です。
メロンは春作と夏作で播種から定植までの日数や株間の取り方が異なるため、それぞれに適した管理が必要となります。

ここでは、定植時の基本と、定植後の栽培管理について解説します。

春作と夏作の定植の違い

春作の場合

株間:30~35cm。3月~4月の低温期はやや広めに、5月以降は30cm程度に設定。

定植時期:播種から約35日後、本葉3.5~4.0枚展開時。

条件:地温が18℃以上あることを確認してから定植。→最低地温18℃を確保することで、苗の活着が安定します。

天候の選び方:曇天や長雨の前よりも、朝晩はやや冷えても晴天が続くタイミングで定植することが望ましい。→数日の前後よりも「天気を見計らう」ことが成功の鍵となります。

夏作の場合

株間:30~35cm。春作と同程度で管理。

定植時期:播種から約20日前後、本葉2.5枚展開(3枚目が展開しかけた頃)。

植え付け時間帯:早朝または午後3時以降。日中の強い直射日光を避けて活着を促します。

温度管理:春作ほど温度維持の必要はなく、夜間もハウスを開放して過剰な昇温を防ぐ。

苗を畝に植える際の5つのポイント

  1. 植え穴は直前に開け、軽く潅水して湿らせる。
  2. 植え穴は深くしない。 ポットの土面がマルチ面より高くなるように浅植えする。
  3. 胚軸に土をかけない。 根鉢の周囲に土を軽く寄せる程度。
  4. 株元は乾燥させる。 浅植えを徹底し、過湿を避ける。
  5. 定植後4~6日は活着期間。 一週間ほどは手潅水を行う。

※春作では、潅水時に汲み置きして温度を馴染ませた水を使用すると効果的です。

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定植後の栽培管理

温度管理

春作:夜間の低温対策が重要。

トンネルや保温資材で温度を維持し、外気15~17℃以上であればハウスを開放。

霜の恐れがある5月上旬まではトンネル必須。晴天時は換気して過昇温を防ぐ。

夏作:夜間もハウスを開放し、温度を下げる方向で管理

湿度管理

交配後は特に注意。

ハウス内の湿度が高いと果実表面にカビが発生し、ネット形成に悪影響を及ぼす。

換気を徹底し、雨天時は雨水が入り込まないようにハウスを確実に閉める。

栽培管理の要点

定植後の数週間は、温度・湿度・潅水のバランスが品質を左右します。
メロンは環境の影響を受けやすいため、天候の変化に応じてハウスの開閉をこまめに行うことが不可欠です。

経験を積むまでは煩雑に感じるかもしれませんが、このひと手間こそが高品質な果実を収穫するための最大のポイントです。

ABOUT ME
佐々木
秋田でメロン栽培している農家。 農業初心者&新規就農者に希望を届けたい! メロン栽培の面白さに惹かれ農業開始→就農1年目でメロンで壱等・知事賞を受賞 。ブログでは農業の考え方などを配信中
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